プレゼンテーションZen

プレゼンテーションzen

プレゼンテーションzen

  • 作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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所感

前から良い噂を聞いていて、社内で身近な人もこのメソッドを使い始めていたので気になっていた1冊。通常、UX部署の業務は最終決定権を持っておらず、アウトプットは必然的に他者を説得させてなんぼであるため、プレゼンへの意識は常に高く持っていたいもの。

これを読んでから、早速ストーリーボードとビジュアル志向のスライド作りは実践中。あとリモコンも買わなければ。

一方で、この方法はコンセプトのプレゼンには非常に適していると思うが、調査レポート共有としてのプレゼンの場合はどうすべきかも少し悩んでいるところ。パワポで重要点をイメージとともに紹介し、詳細はエクセルで記述するか…。少し試行錯誤が必要そう。

キーフレーズ

聴衆はいつから文字を読むことと話を聞くことを同時にこなせるようになったのか?

セス・ゴーディンによる改善の特効薬
  • スライドは言葉を効果的に演出するものでなくてはならない
  • 安っぽい画像を使ってはならない
  • プレゼンとは別に、配布資料を用意する
ペチャクチャ・ナイト
  • 20秒×20枚のスライド
  • 7分以内で話の本質を語ることができない場合はプレゼンすべきでない
プレゼンの準備
  • アナログな紙とペンなどを使って、コンテンツの流れを描く
  • 今回のプレゼンの究極的なメッセージは何か?
  • なぜそれが重要なのか?我々とどんな関わりがあるか?
  • 聞き手用スライド・話し手用メモ・復習用配布資料
  • 「スライデュメント」ではなく、きちんと資料を作成しよう
ストーリーを作り上げる
  • 心に残るアイデアに共通するSUCCESs (simplicity,unexpectedness,concreteness,credibility,emotions,stories)
  • 真の物語は、すでに我々の中にある。調査、知識、経験など。
  • 彼らは、あなたのデータにまつわる「物語」を聞きたいのである
  • 会話調で語られると、自然に相手の話に耳が傾く
  • ストーリーボードには、空白スライドを印刷したものが役立つ
デザインの原則とテクニック
  • シグナル/ノイズ比
    • 全てのスライドに会社のロゴを入れる必要はない
  • 画像優位性効果
    • ビジュアル志向で行く
    • 引用句を利用する
    • 画像の内部にテキストを組み込む
  • 余白
    • 3分割法(交点|パワーポイント)
  • 高橋メソッド
聴衆と心を通わせる
  • どうしたら貢献できるか?
  • 照明はつけたままにする
    • 聴衆はスライドのナレーションを聞きに来たのではない
  • 小さめのリモコンを用意する