情報デザイン教育研究会

ちょうど一年前、第一回にも参加した浅野先生主催の「情報デザイン教育研究会」。今回はWeb系の人が多いので、とても楽しみにしていた。佐藤からは、ISIDCで発表した内容の日本語バージョン+αを発表。

詳細な会の流れ、写真等は下記リンクを参照。

Togetter - 「第3回情報デザイン教育研究会」
第3回情報デザイン教育研究会 報告 | 情報デザイン研究室
横浜デジタルアーツ: 第3回情報デザイン教育研究会 前半
WarlockReport - 第 3 回 情報デザイン教育研究会に行ってきました
情報デザイン教育研究会に参加

所感

上流プロセス<下流プロセス

佐藤の発表より、下流プロセスの方が現場に受け入れられやすかったという事例を共有。もちろん「安直に手法を導入」しているからこその問題なのだが、実際「ペルソナアレルギー」な方々も発生している現状でどうすべきか?というヒントになればよいなと思う。

ポストHCD??

今回の発表では、+αとして「トークハンゲーム」「スタッフイベント」の取り組みを紹介したのだが、これが結構評判が良かった。お客さんにとってはスタッフと遊べるスペシャルな体験、開発側にとっては誰のために作っているのかを再確認する機会となった活動で、これからうまく発展させていきたいところ。

ペルソナにこだわらない

ドコモ野秋さんのペルソナをそんなに重視しないという事例は、佐藤の発表でも少し触れて共感するところ。懇親会で山崎先生にうかがったが、IBMでは常時ペルソナが10数体用意してあり、必要に応じてそれからピックアップして使用するとのこと。これならスピードを落とさず活用できるかも。

やっぱり楽天PDCA

あくまでHCDもPDCAサイクルの一部というスタイル。編成部は定量数値も自分たちで見ながら改善ができる環境で、そういうPDCAの文化が根付いているところは非常にうらやましいなと思う。

編成部≒ガンジー

楽天竹部さんの発表で、編成部(Direction & Design)の例えが「ガンジー」だったのは、笑ってしまったがなんとなく腑に落ちるところだった。非暴力、不服従お金や権限は持っていないが、信念に沿わないことには断固抵抗すると。気持ち、すごくわかる…。

まとめ

最後にこういうことを言ってもらえて非常にうれしく思った。


今回の発表を受けて、次回12月15日のHCD研究発表会の事例発表セッションでも時間をいただけることになったので、ぜひそこでも新しい切り口からのフィードバックを得たいと思う。