コミュニケーション研修
会社で行われたコミュニケーション研修についてメモ。
話が聞けないのは、関心を持っていないから
- 人間は、人の話を都合のいいようにしか聞かない
- 興味関心がないと、レセプターが開かない
- 表面ではなく、水の下に隠れているもの(原因、背景など)を探る
コミュニケーションの基本は、相手の話を聞くということ。ただし、ただ頷くのではなく、相手や相手の話自体に興味を持たないと本当に話を聞いたことにはならない。
メラビアンの法則と、その誤解
- メラビアンの法則:メッセージを構成する要素=言葉7%、声38%、表情55%
- 伝わったことが、伝えたこと
- 言葉を発していなくても、まわりに伝わっていることがある
一言も発していなくても、「なんだか話しかけづらい」という状態を相手に伝えていたら、それはメッセージの一部である。これ自分もよくやっていそうなので気をつけたいところ。
また社内の連絡にメッセンジャーやメールなどの「文字だけのコミュニケーション」が多いことに触れて、『メラビアンの法則』を引用しながらその問題を指摘していた。
ただこのあたりを再度自分で調べてみると、上記の引用は誤用らしい。
私の研究は誤解されている。コミュニケーションにおいて、言葉の伝達力がたったの7%だなんて馬鹿げたことがあるわけがない
【メラビアンの法則】天使と悪魔のビジネス用語辞典
まぁちゃんと考えればそうだよなーと…。テキストで伝えていることがメッセージの7%のわけがない。ロシア語の映画を見て93%の内容がわかるわけがない。
個人的には、メールなどで要件を整理して伝えてもらうのは大歓迎。ログが残るし、他所への共有にも便利だし。むしろ後で読後メモを書くEC studioでは、積極的にこれらのツールを使用して仕事を進めているとのこと。
ちなみに研修では、これらをカバーする『Skypeなどのテレビ電話』の利用についてはお墨付きが出た。これも含めてコミュニケーションを必要とするときには、適切な手段を考えることが大事だと再認識した。
タイプ別分けを知ってアプローチするとうまくいく
人を4タイプに分けて、それぞれに適したアプローチ方法を試みるという内容。
「タイプ分け」は、人をもっとも特徴づけるのはコミュニケーションの取り方である、という前提に立ち、コミュニケーションスタイルによって4つのタイプに分類した点が大きな特徴です。
- コントローラー
- アナライザー
- プロモーター
- サポーター
最初は「4つでいいのか、乱暴だな」と思っていたが、実際にやってみると費用対効果的にはこのくらいで十分な感じがした。自分はもちろん『アナライザー』タイプである…。
アナライザータイプが苦手とするものの一つは、プロモーター等による「最近どうよ?」といった抽象的な投げかけ。本来であれば、「どうって、何が??」と返してしまうのだが、この研修では、「親指を立てて『グー!』と言っておけば問題ない」と教えてもらい、何だか気がラクになった気がした。
上のように、同じメッセージを伝えるのにも、タイプに適した言い回しがあることを知り、今後の業務に大いに応用できそうだと感じた。
また家に帰ってから、サポーター気質である相手にアプローチ方法を試してみたところ(ねぎらいの言葉を入れるなど)、これがなかなか有効なようで喜ばれた。言い回しをひとつ変えるだけで効果が出るので、やっている方もこちら側も楽しい。
もし興味がある人は、本も出ているので参考に。
図解 コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく
- 作者: 鈴木義幸
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