ITで“学び”が変わる!?

ITホワイトボックス 第22回 ITで“学び”が変わる!?
http://www.nhk.or.jp/itwb/3/programme/22.html

教育現場へのITインフラの導入


国内のほぼ全ての小学校に導入されている「電子黒板」。
また、カメラ付きの「電子ペン」を使うことで、児童が書いた文字や図形を、電子黒板に表示することができます。

いつのまにこんなものが全国の小学校に…。これ、やっていること自体はとてもよいと思うんですが、なんだか導入されているシステムがオリジナルで、必要以上にお金がかかっていそうでもったいない気がしました。しかも画面をよく見ると、Windowsのタスクバーが見えてたり、タッチペンでスクロールバーをドラッグして操作してたり…全然スマートじゃない。
今だったら、特殊な紙と重たいペンを使うくらいなら、直接iPadを使ってほしいです。テレビ電話なら、ロフトワークさんがFaceTimeで安く実現してるようでした。

京都烏丸にロフトワークの新しい拠点をオープンしました | 株式会社ロフトワーク
http://www.loftwork.jp/aboutus/column/article/20110912_karasuma.html

また今の熾烈なiOSアプリ開発のリソースを、もっとこういった分野に振り分ければいいのにと思いました。
教育電子化の次のターニングポイントは電子教科書の導入だと思うんですが、またこれがどこかの日本メーカーのオリジナル端末とかにならないように願うばかりです。小学生の頃から、美しいデザインと、スマートなUXに親しんでもらえていれば、その子供が成長してから製品を選ぶ目も厳しくなるのではと思います。

教育へのSNSの活用

有田川町のある小学校では、全校の生徒数が12人だそうです。わざわざ学校に来て勉強することの目的の一つが、他人との考え方の違いを知ることであったり、議論や説得をすることであるとするならば、この状況は少し寂しいところ。
こういうときこそ、Webを使った学びのシステムを活用してほしいと思いました。全国の過疎地域をネットワークで結んで、例えば同じ教科書のストーリーについて感想を共有するなど。

全体的に、教育現場にはまだまだITやWebに詳しい人が少ないんだろうなと思いました。先生をやっている人は、新卒のときからずっと先生であり、Webの最先端で学ぶ機会なんてないでしょうし。雇用の流動性の話も絡んできてしまいますが、もっと人材が行き来できるようになるといいなと思いました。