リンクトイン仕事革命

ソーシャルメディアの達人が教える リンクトイン仕事革命

ソーシャルメディアの達人が教える リンクトイン仕事革命

会社経由で紹介をしてもらった本です。「Linkedinなんて昔から知ってるよ」と思いながら大して期待せず開いたのですが、その期待よりは楽しめる内容でした。

前半はタイトルの通り、リンクトインへの登録メリットや仕組みについて。

しかし個人的には、後半にある「顧客は誰か」のようなドラッカーを引用したマネジメントの話や、「一人に向かってメッセージを発し、ファンを作れ」のようなSMO(ソーシャルメディア最適化)の話の方が面白かった感があります。リンクトインとはあまり関係がないので、出版するに当たって無理矢理くっつけた感が否めませんでしたが…。

精神科医ソーシャルメディアの本を書く意味とは

著者の樺沢さんは精神科医で、年間3万人を越える自殺者をどうにかしたいという思いから、ソーシャルネットワークに目をつけたようです。実は自殺者3万人のうち、半数近くが無職だったと。

そのためリンクトインで仕事につながるネットワークを構築しておくことの重要性も、違った角度から説明されていて面白かったです。

リンクトインで繋がるのは「友達」ではなく「紹介できる人」

これを読むまで、友達やビジネスパートナーとはFacebookで繋がってるからいいじゃない、と思っていましたが、リンクトインでは基本的に『紹介』することを前提とした作りなんですね。
プロフィール検索をして、誰を介せばその人を紹介してもらえるか調べるツールだと。

そこがわかっただけでも他のSNSとの違いがハッキリしました。『友達』ではなく『コンタクト』と表記されているのもそのためかと。

リンクトインはプッシュ(告知)ではなくプル(検索)用途

Twitterリツイートや、Facebookのいいねがないので、リンクトインは拡散・告知用途には向いていません。その一方で、プロフィールを検索し、信頼の繋がりを元に紹介してもらえるのは他のSNSにはない特徴です。

今の自分のビジネスにおいても、パートナーや営業先を探すのに良さそうだなと改めて思いました。