売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

こちらも会社経由でおすすめされた本です。初版は20年近く前ですが、古さを感じさせません。

マーケティングとは「知覚をめぐる戦い」である

  • マーケティングの基本的な課題は、あたなが先頭を切れる分野を創造することである。
  • 人々は、心に入り込んだ最初の商品を優れた商品であると知覚する
  • 成功した会社というのは、顧客の心の中に"ただ一つの言葉"を植え付けている
  • マーケティングとは、ある種の心理戦争である。すなわち、知覚をめぐる戦いであって、商品やサービスをめぐる戦いではないのだ

マーケティングと聞くと、「モノをうまく売る方法」とイメージしてしまいがちですが、そのずっと前の、市場を創るところから戦いは始まっているんですね。このあたりは、ドラッカーでもよく言われている「顧客を創造する」ことと似ているなと感じました。
既に他社が知覚を占めているところに無理矢理入り込むのではなく、新しい分野を創造して、そこで一番になるのがよいと。

またこの本では本当に何回も出てくるのですが、「マーケティングとは知覚をめぐる戦い」であって、いかに人々の知覚に最初に飛び込むかが大事だということがわかってきました。そしてそのときに「何として」覚えられたいか。例えばFedexなら『翌日配送』、ボルボなら『安全性』。

本を読んで、マーケティングってすごくシンプルな行為だなー」と改めて思いました。自分の会社は、何として覚えられたいか。いま結構ゴチャゴチャしている部分もあるので、まずそれを定義するところから始めようと思います。