買い物弱者とiPadの話、続編(後日談)
会社ブログ14本目です。
togetterでまとめた内容が、かなりのアクセスやブックマークを集めました。
まとめていて、個人的に刺さったツイートがこちら。
高齢者はIT苦手なんだから、わかる人が代わりにやってあげた方が効率的だよねというのは一つの解かもしれません。しかし個人的には、例え非効率でも、自分自身で自由に、誰にも気兼ねせずに作業できる環境を整えてあげたいと思っています。
先日、別件でとあるシニア女性にヒアリング調査をした際に、彼女はこう言いました。
「若い人と一緒に仕事をしているんだけど、彼女は簡単にパソコンを使ってチラシを作っちゃうの。全部やってくれるから助かるんだけど、私もお手伝いしてあげたいと思いつつ、操作がわからないのがもどかしくって…。」
もしかしたらネットで欲しいものがあったときに、代わりに家族に注文してもらっているシニア層の方々も、同じようなことを思っているのかもしれません。
自分で商品を選んで、自分で買い物を完結させる。
たったこれだけのことですが、誰かに頼らず、自分の意志に従って身の回りのことが済ませられる。個人的にはこうした自律の部分をを尊重し、応援したいと思っています。
僕たちがやっているのは、そのためのシニアビジネスであり、Webユーザビリティであると。そう信じて日々の業務に取り組んでいるつもりです。