DVDや他人のiPhoneの動画をiPadで見る方法

状況

音楽講師をやっている嫁から、以下のようなリクエストがありました。

  • DVDに入った生徒の発表会の映像を、iPadに入れて見られないか
  • 私のiPhoneに入っている発表会の映像を、iPadに入れて見られないか

うちは自分も嫁もiPhoneを持っていて、それぞれ自分のMacを母艦にしています。そしてiPad(初代)もあるのですが、これは自分のMacと紐づけています。


iPhoneiPadは素晴らしい製品ですが、現在のところ「DVDなどのオールドメディアとの相性」や、「他人の端末とデータをやり取りする」という部分が非常に弱いんですよね。

iCloudが始まって、同アカウント内ならかなり便利になってきましたが、アカウントをまたぐと途端にハードルが上がってしまいます。

備忘録として、今回の対応方法をメモしておこうと思います。

対応方法

DVDからiPad

今回受け取ったDVDは、既にDVDプレーヤー用にファイナライズされたものです。中身の動画のファイル形式はVOB。

こちらをまずiPad再生に対応した形式にするために、Mac用の無料リッピングソフトを使います。


起動してDVDを入れ、出てきたダイアログでそのDVDを選択すれば準備完了。あとはStartを押すだけです。
しかし1点ハマってしまったのは、下の図の「Video Codec」のところ。H.264にしておけば大丈夫です。これをFFmpegでやってしまうと、一見同じ.m4vファイルができるのですが、iTunesには登録できるのに、iPadの方に転送することができなくなってしまいます。

1時間のDVDで30分程度で変換終了。できた.m4vファイルを、iTunesのムービー欄にドラッグし、さらにそこからiPadの方にドラッグすればOKです。

他人のiPhoneからiPad

普通の写真であればbluetoothなどの転送アプリで対応できるのですが、動画となると時間がかかりすぎてしまいます。

なので、今回は一度こちらのMacで動画を吸い出そうと思います。

他人の動画を一時的に吸い出すだけなので、普段写真管理に使っているiPhotoと変に同期しないよう、Mac標準のソフトである『イメージキャプチャ』を使うとよいようです。


データを吸い出したい端末をケーブルでつなげると、イメージキャプチャの方で認識し、取り込みたい動画をデスクトップにドラッグします。これだけ。

あとの手順はDVDのときと一緒です。


今回は上の様に何とか対応して面目躍如となったんですが、結構調べ調べやったので時間と労力を使って疲れました…。iPadにDVDドライブが直接つなげたり、端末間の転送が高速になったりすると便利なのになと思います。

10/7:追記

iPhoneiPad同士の転送なら、以下のアプリが速度があってよさそうです。