iPhone、iPadのユーザーテストが簡単に!Reflection.appを試してみた
Wi-Fi経由でMacにiPhone/iPadの画面を表示させる「Reflection.app」がver.1.2に更新されていた。
マイナーバージョンアップだったにもかかわらず、とてつもない機能が追加されていたのだ。
それは、「スクリーンキャスト」機能。Reflection.app自体が画面録画に対応したのだ。
最近、パソコン教室でもホントにiPhone、iPadに興味を持ってくださるシニアの方が増えました。
それにともなって、iOS端末のユーザビリティテストを録画するのによい方法はないかなーと思っていたところ、上記のソフトウェアを見つけたため、自腹で買って試してみました。
購入先はこちら。
14.99$でおよそ1200円でした。ちなみにMac専用ソフトなので注意です。
AirPlayで超カンタン接続&録画スタート
Reflection.appをMacで起動したあと、しばらくは何も表示されないので「?」となりますが、ここで同じWiFiに接続されたiPhone4SのAirPlayの設定に移動すると、自分のMacの項目が追加されています。
こちらの項目にチェックを入れると、瞬時にMacの方に自分のiPhoneの画面が表示されます。おお、美しい!
iPhoneを操作すると、それに追随してMacの画面も動いてくれます。かなり気持ち良いレスポンスですし、動作の遅れもほとんど感じられません。
メニューから、Recordingを選べば、すぐに録画がスタートできます。
ユーザーテストには十分な動画クオリティ
デモ用に撮影した動画はこちらです。
MOV形式で保存されるので、すぐにYouTubeにアップロードして共有が可能です。
自然な環境で使ってもらえるのが一番!
正直、こんなにカンタンに接続と録画ができると思わなかったので、仕事でいますぐ使っていけそうです。
特に、ユーザーテストの際に被験者の後ろで観察したり、録画のためにカメラを構えたりしなくてよいので、より自然な環境でタスクを行ってもらえそうなのが一番の嬉しいポイントです。
しかし、画面の遷移は問題なく確認できる一方で、「どこをタッチしたか」までは残念ながらわかりません。ハックをすれば確認可能なようですが、公式アップデートで対応してくれたら最高ですね。
4/20追記:Wi-Fiがなくても簡単にアドホック接続して使える!
今回自分はプレゼンで使う機会があったのですが、Wi-Fiのない会議室でも、MacとiPhoneを直接通信させることでReflection.appも使うことができました。
その方法も、Mac OS Lionなら、拍子抜けするほど簡単です。
メニューバーのWi-Fiアイコンをクリックし、下の方にある「ネットワークを作成」をクリックして諸設定。そのあとiPhone側のWi-Fi接続から自分のMacを選ぶだけ!通信速度も上がり、安定して使えるという効果もありました。お試しあれ。
Reflection.appのミラーリング時、イメージの崩れを防ぎ高解像度で表示する方法 | 想造ノート
http://souzou.fuzimoto.info/2012/03/reflectionapp.html