あなたのWebサイトの「説明」がユーザーに伝わらない理由(後日談)
会社ブログ13本目です。
いきなり話題が逸れてしまうんですが、この「えきねっと」の記事を作るのに、アイトラッキングとは関係ない部分でものすごくイライラしたポイントがあったのでご紹介します。
えきねっとを使うのには、まずこのページでログインをしなくてはなりません。
IDとパスワードを入力し、ポンッとエンターキーを押したら、こんな表示。
どうやらアカウントを登録していないみたいです。
「あれ?昔アカウント作ったと思うんだけどなー、どこかのと間違えてる?」なんて思いながら、しぶしぶ新規登録へ進みました。
メールアドレス確認があり、名前と住所を入れ、さぁIDを作るぞとなったときに、いつも使っているID名がすでに使われているとの表示。
「いやー、自分以外にこの屋号を使っている人はいないはずだから、おかしいでしょ」と、ここで気づかされたわけです。
かなりイライラしながら再びログイン画面に戻り、IDとパスワードを入れると、下に「My JR-EAST IDでログイン」と書かれたボタンがあるじゃないですか。
「まさかな…」とは思いながら、今度はそのボタンをマウスでクリックしたら、無事ログインできてしまいました。
おぃぃぃぃ!!!
さっきはエンターキー押したからダメだったのか!!!
多分、そのまた下に「えきねっとユーザーIDでログイン」というボタンがあるので、それと区別するためにエンターキーが無効になっているのではと思われます。しかし2つのIDの違いが謎なままですが。
これ、サイト制作側は「些細なことだろ?」って思う仕様かもしれないのですが、使っている方はそのために数十分の遠回り+不快な思いをさせられているわけです。
思えば最初のエラー画面、あれひどくないですか?エラー文章が意味不明で、何をどうしたらいいのかわかりません。
名著ヒューメイン・インタフェースでも触れられていますが、人間側に「バカにされた」と感じさせてしまうのが一番やっちゃいけない人工物の失敗です。同じ入力を再びさせたり、今までの入力を無駄にさせたり、など。
本当はこっちのエピソードも書きたかったんですが、会社ブログの方は視線の話に集中させてみました。まだそちらを読んでない方は、デザインの参考にぜひどうぞ!