おもてなしの経営学

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

所感

「おもてなし」ではないけど

聞いていたとおり、おもてなしというよりは、AppleGoogle任天堂のビジネスとその理念についての話が中心。期待していた内容とは少し違ってはいたが、Web進化論を読んだときのようなワクワク感を持ちながら読めた。元のブログを読んでいなかったので、最新のWebビジネス動向をキャッチアップするのには良かった。中盤の中島さんと古川さんのキャリアトークギークすぎてダレる。

UI専門の設計者はいたのか?

しかし著者の中島氏はすごい経歴。WinとIEの設計に携わっているとは。ただ中島氏自身はプログラマ寄りの人なので、人間工学的にインターフェースを専門で担当した人というのがいたのかどうか不明。Appleの真似止まりなのかな。

キーフレーズ

ソウルのあるものづくり

アップルにはあるが、マイクロソフトにはない。マイクロソフトは勝つのが目的。

昔の日本には「おもてなし」の心があった

茶の湯、デパート等。よいプロダクトは日本でも作れるはずだが、今は組織的に難しいのかもしれない。ジョブズのようなソウルを持ったトップが必要。PS2はUX的に見れば結構いい線行ってたっぽい。