レバレッジ・シンキング

所感

遅ればせながらレバレッジシリーズに手を出してみた。読後、普通のビジネス書だなという感想。とにかく「レバレッジをかける」というフレーズを使い過ぎ。何でもかんでもレバレッジをかければOKみたいな言い方で、この便利なフレーズのせいで逆に具体的なイメージがつきづらくなっている箇所が多くてもったいない。


所々の示唆は納得できるものも多いが、かなり個人の能力に依存する部分も。人脈を作るパーティを主催するとか、そりゃ著者はできるだろうけどなかなか一般市民はねー、といった感想。


あとは「仕組み化」「ゴールを設定する」「本のエッセンスを抽出する」などは自分もすでに考えていたり、やっていたりすることだったので、あまり新しい驚きはなかった気がする。

ビジネス書初心者にはオススメなのかもしれない。

キーフレーズ

DMWL

Doing More With Less

パーソナルキャピタル

勉強やトレーニングにより、自分の中に資産を形成する

カラーバス効果

普段と同じ風景でも、「赤を探そう」と思って家を出るだけで、次々と埋もれていた情報をピックアップできる。アンテナを張るということ。

脳の体力を高める方法

身の回りの生活の小さな問題でも、習慣を通して少しずつ解決していくと、脳科学的に見ても問題解決能力が上がっていく。大きな習慣ができないときは、小さな習慣が崩れていることが多い。

ツールの利用

ATOKの変換技術、グーグルの使い方には投資する価値がある

レバレッジ・リーディング

問題意識を持った上で、前書き、後書き、目次を見てから、重要な部分だけ読む
読んで大切だと感じたところをレバレッジメモとして抽出する

人脈のレバレッジ

相手にどんなバリューを提供できるかが重要
誰を知っているかではなく、誰に知られているか
最終的に人脈同士をつなげてネットワーク化する