ノンデザイナーズ・デザインブック


所感

自分は仕事で直接デザイン作業を行うことはないのだが、デザイナーさんとのコミュニケーションや説得のために、ある程度のデザインスキルなり知識なりが必要だと実感。ということで、まさしくタイトル通りな本を発見したのでチェックしてみた。


前半でデザインの原則の解説、後半は書体の話が中心でサクサク読めた。前半では、よく見かけるセンスのない例と、デザインの原則を意識して改善した良い例を見開きページで見比べていく感じがとてもわかりやすい。この「悪い例」のレベルが絶妙で、自分のアウトプットに近いものもあったりして結構笑えなかったり…。それが次のページでセンスある感じに直されていて、明らかにクオリティが違うのに驚かされる。


書体についても造詣が深まり、これからの資料作りにすぐ役に立ってくれそう。


キーフレーズ

4つの基本原則

コントラスト
 やるときは思いっきりやる
 全体としてグレーに見えてしまってはダメ


反復
 セット内では統一感を保つ
 最初と最後に反復があると視線が返る 


整列
 左右どちらか揃えを推奨
 見えない線を意識して作ること


近接
 関連する項目は近くにする
 空白に意味を持たせること

活字のカテゴリー
  • Oldstyle
  • Modern
  • Slab serif
  • Sans serif
  • Script
  • Decorative

見分けるポイントは「セリフの形」と「ストレスの角度」
同じカテゴリ内のフォントを複数使用しないこと
Arial、Helveticaは面白みに欠けるのでできれば使用しない

コントラストをつける方法

サイズ、太さ、構造、形、方向、色