Communicating Design: Developing Web Site Documentation for Design And Planning
Communicating Design: Developing Web Site Documentation for Design and Planning
- 作者: Dan M. Brown
- 出版社/メーカー: New Riders Press
- 発売日: 2006/09/06
- メディア: ペーパーバック
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所感
ウェブサイト構築におけるドキュメント作成に関する本という珍しいテーマ。
内容を追ってみると、まずドキュメントの分類定義が載せられていたのがよかった。業務ではついついこのあたりの境界線があいまいなものを作ってしまうことも多く、これから作成する資料の目的や体裁をはっきりさせるのに役立ちそう。
内容の方で言えば、User Needs Documentsについては目次例が載っているので参考にできそう。Strategy DocumentsとDesign Docuentsは事例の絵が多くあるので、こちらもスタンダードな骨組みとしてイメージしやすい。
各章の注意事項やTipsについては、ここ半年くらいの業務で「習うより慣れろ」的に染み込まされてきたこととオーバーラップする部分が多く、上司もこれ見て直してんじゃないの?と思うほど。その場でアドバイスを聞いたときはなかなか飲み込めないこともあったが、こうして書物にしてまとめられていると説得力があってすんなりと従ってしまう。
今一番できていないことは、文書のバージョン管理。というか、管理する必要が出るほど継続的な安定した環境での仕事がないのが一因ではあるが…。
ドキュメントの分類定義
User Needs Documents
├Personas
├Usability Test Plans
└Usability Test Reports
Strategy Documents
├Competitive Analyses
├Concept Models
└Content Inventories
Design Documents
├Site Maps
├Flow Charts
├Wireframes
└Screen Designs
ピックアップ
Usability Test Reports
・「わかっていることとわからないこと」「観察と提案」をはっきりさせること
・エグゼクティブサマリ
・Issueの重要度を明記(Severity level)
内容や基準、例も示す
・自明な対策は観察のとなりに一緒に書く
・Task-based Structure
・Screen-based Structure
・観察された頻度を表すアイコン、カウンタなど
Competitive Analyses
・Two-by-Two Mapping
・Simple Yes-No Values
・Data cant stand its own - Conclusions
Flow Charts
・How users complete specific tasks.
・flow charts -> what people do, conversation between users and site
site maps -> structures
wireframes ->screens
・複数のシナリオを想定したFlowを用意する
(通常、エラー時、アドバンスト)