イードマーケティングセミナー2009
ビジネスを動かすデザイン思考
http://www.iid.co.jp/seminar2009/
9月18日 六本木AXISビルにて開催。感想をメモ書き。
「発想力を上げる3つの視点:比べる、ハカる、空間で観る」
三谷宏治さんの講演。長い事コンサル畑でやってこられただけあって、非常にプレゼンテーションがうまいなという印象。今日伝えたい事は何なのか、どうしたら一番効率よく実感してもらえるのか、プレゼン資料の完成度、ストーリーの構成など、参考にすべき部分がたくさんあった。
現代の社会人に必要なのは発想力、発展的な議論
これまでの単なる発散-収束型の議論ではなく、発見-選択-探求-組合せ型を提案している。そのうちの発見について、ジャンプある発見は「例外なども含めて比べる」「実際に手を動かして測る」「なぜなぜ5回のように深堀りする」などして獲得する事ができる。
ワークショップで面倒くさがりな自分に気づく
前項の発見の視点をすぐに実践するための、紙コップを使ったワークショップ。紙コップが2つあるにも関わらず、実際に手を動かす前に考えを終わりにしようとしていた自分に気づいて驚いた。本日これだけでも来た価値アリ。
ハサミで切ったり、実際に水を入れたり、隣の人と話をしてみると、本当に発想が倍々になっていくのが実感できた。
「デザイン思考2.0に向けて:アイデアのイノベーションから事業のイノベーションへ」
慶応奥出教授の講演。経営層向けで、デザイン思考(Ideation-Prototyping)を早く取り込めという内容。
こちらに元々の知識があるため言っている事はわかるが、正直内容が発散していて、経営層の人が聞いていたとしても何ともしがたい感じ。IDEOの本を読んでもらった方が簡潔な気がした。
「デザインイノベーションによるクラウドサービスビジネスの進化」
富士通デザイン部長の講演。正直、プレゼンが下手だと思った。典型的なエンジニアのプレゼンで、自分が喋りたい事を次々と早口で詰め込んでいく感じ。一体何を伝えたかったんだろうか。
あんまりだったのでアンケートにフィードバック書いておきました。