ユーザーテストの被験者体験


普段はユーザーテストを行う側だが、今回は珍しく被験者側として参加する機会ができたので、守秘義務に抵触しない程度に思ったことをメモ。

所感

モデレータのテンション
今回はユーザビリティ界ではそこそこ名の通った会社の方だったが、モデレータのテンションが少し低かったのにガッカリ。何人もやるから疲れているんだろうけど、プロとしてそこは頑張って欲しかった。それとも元々のキャラクター?


アイスブレイクの重要性
最初のアイスブレイク的なトークはほとんどなし。開始3分後にはもうタスクを振られてしまったが、あまりに唐突すぎて、どの辺まで本音を喋ってよいものか躊躇した。くだらない内容でも、被験者の方を案内するときや冒頭のアイスブレイクによるラボール(信頼関係)の構築は重要だなと実感。


タスクの設計
今回は複数の案を順番に評価するものだったが、デザイン的、機能的に同じような案に対して同じタスクを続けて行ったことで場所ややり方を頭で覚えてしまい、2番目3番目の案に対してまともに評価できた気がしない。本当にパイロットテストをやったのか疑問。案によってはBetween Subjectにすることも検討すべき。


Tips

全行程終了直後にミニアンケートを行う
 被験者がアンケートに答えている隙に、聞き漏れがないかチェックする
 アンケート自体はどうでもよい内容のもの(言葉の意味を聞くetc.)


礼金の領収書を冒頭で書いてしまう
 誓約書と一緒に印鑑やサインを済ませることで事後がスムースになる