アクセス解析サミット2010
サイト分析に関係するセミナーとして参加してきたので振り返り。
「今年は本気でPDCA」アクセス解析サミット2010
2010年アクセス解析へ関心が高まっています。これから本気でアクセス解析に取り組もうと考えている方へ、さらに本格的に実践していこうと考えている方へ、他の企業がどんな取り組みをしているのか? 成功した取り組みはどんな要因があったのか? 楽天、リクルート、ユニクロ、ベネッセ、花王などの事例を中心に、PDCAによるウェブ最適化の課題と効果を共有する1日です。
当日の様子はこちら:
Togetter - まとめ「a2isummit」
a2i アクセス解析サミット-Picasa ウェブ アルバム
a2ijp on USTREAM: アクセス解析イニシアチブ(a2i)
後のフォローアップメールによると参加者は350人超。また会場では無線LANが提供されていたので、関連Tweetも多く盛況だった。
今回は特におもしろかった楽天とユニクロの取り組みについてまとめてみる。
楽天のケース
いつのまにか「データドリブンカンパニー・楽天」に。「常務執行役員」の肩書きの人が先頭を切ってこうした文化を作り、また三木谷社長もそういう考え方らしいので実現できているのでは。なんだかGoogleっぽい。「効果測定できない施策は楽天では存在しない。」、このフレーズいいなぁ。
楽天グループにはサイトを横断した「編成部」があり、そこがこうしたサイト分析の総本山となっている。清水さんのようなスペシャリストが在籍し、またここのノウハウを各サービスの分析担当者にワークショップを通して展開していくことも主要な業務としている模様。
で、結局こういうことなんだよね。
そこで個人的に思ったのがこういうこと。
うちは定量分析担当者とサイト管理者が別なので、どうしても調査の受注-発注関係のようになってしまい、継続的なサイクルがまわせていない。もっと分析者と管理者を近くしないと…。
ユニクロのケース
「毎日PDCA」ができる環境が整っているのが素晴らしい。だんだんサイト規模が大きくなると、少しの変更をするのにも承認やらQAやらで大げさな工数がかかってしまうようになるので、それをいかに防いで身軽でいられるかを考えたいところ。