新規事業を見つける7つの先見術
社内向けビジネスアカデミーでの講演会の内容をメモ。新規事業開発はUX視点からもヒントになればと思い聴講。
所感
高島さん、50を過ぎた方なのに、非常に若々しくアグレッシブな印象。人々が楽しいと思うことに対して、貪欲に興味を持って調べる姿勢が伝わってきた。
「2.本音を聞き出す」の部分は、UXの通常業務として請け負っているところなので、これを機にもっと相談が来るようになればいいなと思った。
リクルートの100人インタビューの件は、実際対象者としてインタビューを受ける側になったことがあるが、それだけ確信を持てるまでやらないと成功に繋がらないというのが印象的だった。
おもしろいコンセプトだと思ったのは「7.アンカーを持つ」。終わりをどうするか判断する基準を持つことで、逆に始める際のハードルが下がるのかなと感じた。
また今回の講演は、早速iPadを使ってプレゼンをされていた。必要なときに適宜拡大しながら表示できるのが便利。前回のPDCAセミナーでも「prezi」の例を見たが、全体に対する現在位置やコンテンツ同士の関係性がつかみやすい点がよい。パワーポイントの時代が終わり始めているかもしれない…。
キーフレーズ
1.先行指標を見つける
キザシを捉えるのがうまい人
2.本音を聞き出す
マーケティング≠調査
リクルート倉田さん「本音を聞き出して確信を持たなければ成功しない」
グループインタビューはしない
1on1で聞くことで親しくなり、潜在意識に迫る
リクルートでは100-200人インタビューをする
まず身近な人から聞いてみる 本音を言ってくれやすい
3.立場を変える
売っている側⇔買っている側
4.アテンション(関心)を持つ
関心を持っていないことは見過ごしてしまう
5.タッチしてから考える
現地に行ってから帰ってくると、情報がもっと入ってくる
自分が経験したことが、自然にアテンションになる
変化の時代には、早くタッチしたものが勝利する
6.新陳代謝を知る
今までの主役たちが交代する
1989年と2009年が似ている?
7.アンカーを持つ
どこが引き際か?
最後に流行に乗ってくる人が始めたら終わり
リーマン・ショックの前とは違う世界が戻ってくる
景気の波は回復するが、価値観/システム等、完全に前のものが戻ってくる訳ではない
行列は情報が手に入る
前後の人と情報交換
土日などの混んでいる時にわざわざ出向く