リーダーが忘れてはならない3つの人間心理
リーダーが忘れてはならない3つの人間心理 (Forest2545Shinsyo 10) (フォレスト2545新書)
- 作者: 小阪裕司
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 新書
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所感
以前このブログでも絶賛した「『感性』のマーケティング」小坂さんの著書。今回も金言が多くエキサイトしながら読めた。
一番印象的だったフレーズは、人間にとって最大の「快」は、賃金ではなく『魂のごちそう』であるという部分。
これについては自分も実感として持ってるのでよくわかる。以前の所属部署では、仕事に対するフィードバックがほとんど得られず、心が折れそうになることが多々あった。しかし所属を変えてからは、仕事をする相手に直接状況を聞くことができ、成果に対しても本人から「ありがとう」「役立った」「さすがですね」という言葉をもらえ、また次回に頼りにしてもらえるというサイクルが続き、非常に強いモチベーションになった。
これからマネジメント的な仕事も徐々に増えることが予想されるので、この辺りの人間心理をしっかり考慮しながら、チームメンバーが気持ちよく働けて、かつ成果も上がるという好循環を目指して準備しておきたい。
キーフレーズ
常に仕事と「快」を結びつける
- 『魂のごちそう』を与える
- =自分が成し遂げたことが誰かのためになりフィードバックされた瞬間
- 賃金を上げることで不満は解消するが満足は与えられない
- 「褒める」ではなく「ねぎらう」
- ねぎらいには相手に対する敬意が込められている
- 「打ち上げ」も大切なねぎらいの一つ
「意味」を与える
- 「何をやるか」ではなく「なぜやるか」
人はなぜ抵抗するか?
- 慣れ親しんだ世界が変わってしまう恐れから来ている
- 抵抗者を説得することよりも、楽しくやることに注力すべき
- 頭を柔軟にするために、「遊ぶ」「人と会う」「本を読む」
- 「説得」ではなく「共感」してもらう
- チーム作り=共感の集団
チームマネジメント
- 99%お膳立てをしてもいいが、試練は自分で考えて乗り越えさせる
- やみくもに答えを与えてはいけない、考えることをやめてしまう
- 考える力を育てるための助言者となる