シニアのための8つのユーザビリティ記事まとめ(後日談)

会社ブログ3回目です。

マミオンの強みとして「シニア×ユーザビリティ」があると思うのですが、そこをリードしていくにあたって、まずは既存の情報をまとめておこうというつもりで書きました。

非常に価値あるまとめだと思うんですが、あまりソーシャルでの反応がなくて残念…。まぁシニアのみを対象としたサイトを制作する機会というのはなかなかないと思うので、すぐに必要だと思われなかったのかもしれません。検索でアクセスを集めてくれればよしと。

各記事の内容は、パソコン教室にいても「なるほどその通り!」と納得するものが多かったです。これらに関して少し補足を。

『新規ウィンドウをさける』

これは本当。シニアには新規ウィンドウという概念が理解されにくく、いくつもウィンドウが開いている事に全く気づきません。なので「戻るボタンを押しても初めのところに戻れなくなった」なんてよくあるクレームです。後ろのウィンドウにあるじゃない、と。

『字は大きく』

半分本当、半分ウソです。というのも、字が小さくて読みにくいと思ったら、勝手にブラウザの表示を150%などに拡大して利用する方が多いからです。他のサイトとあまりにも文字の大きさが違うと、その拡大率をまた調整しなくてはならないのはプラスαの手間ですね。

『操作案内を丁寧に』

これウソです。そもそも説明っぽいところは読んでくれないし、理解まで到達しません、絶対に。先日のシニアを対象としたユーザーテストでも、宿の予約方法が詳しく書かれたページがあるにも関わらず、その通りに実行できた人はゼロでした。もし説明の必要があるのなら、図で示すか、ウィザード形式でナビゲートするしかないと思います。

『ID,ニックネームを考えさせてはいけない』

本当です。というより、「ID」や「アカウント」って何?というところからフォローしないとなりません。このあたりはまた会社ブログにまとめようと思っていますが、理想はアカウントを作らなくても目的が達成できるサービスにするべきです。自分のメールアドレスですら、調べないとわからないんです。


まとめの最後に載せた「ユーザーが迷わないウェブサイト設計のためのガイドライン」は、自社商品なので厚かましいと思われてしまうかもしれませんが、マミオンの数年分の知見が詰まっている1冊なのは確かです。

ちなみに僕自身も前職のNHNにいたときに購入したことがあるんですが、ネット初心者も使うサービスのデザイナーさんは一通り目を通してもらった方がよい内容だと思います。8400円と個人で購入するには高いかもしれませんが、会社の図書費などで購入して回し読みできるのであれば、本当にオススメします。