ストレージサービス「quanp」

開発元は世界のリコー。意外ではあるが、もともとインターフェイス研究に力を入れていて、コピー機の操作パネルやデジカメのソフトウェア等で応用発展させてきていた様子。実際自分も大学のときに人間工学の授業でインターフェイス開発現場に見学に行ったこともある。またユーザビリティ関係のTipsが載っているWebページも充実。


いいところ

一通り操作してみて、動作が軽くてとにかく気持ちが良かった印象。一番はファイルのドラッグ&ドロップによる自動アップロード。フォルダごとでも可能なのは便利。その他の機能もヘルプ等を見ることなく使うことができた。地味なところでは、3D表示のときのマウスホイール操作。何も選択しない状態だとデータの時間軸移動ができ、一つを選択した状態だとそれに向かって滑らかにズームする。別にこれがあるから便利かと言ったらそうではないけれど、なんかiPod Touchを使ったときのような満足感が残るUI。

もう少し

クライアントをローカルにインストールしないと使えない。そうすると家と職場の両方にインストールしないと…。せっかくのデータ共有機能もクライアントをインストールした人同士しか共有できないっぽい。ストレージって他人や別の場所にデータを移すのにも利用するから、Webアプリの範囲に収まってないのが残念。