イード・マーケティングセミナー

「ペルソナ作って、それからどうするの?」出版記念セミナーということで、棚橋氏の講演セミナーに参加してきたのでそのサマリーをまとめておく。

あこがれの棚橋氏を生で見ることができた。あれ?何か葉加瀬太郎みたいな髪型になってる…。ブログの写真と印象違うなぁ。


所感

ペルソナをどう作るか、という本は大分そろってきたところで、今回の本と講演はそれを含めたユーザ中心デザインをどうまわしていくかという部分にフォーカスした内容。さらっとペルソナ事例が紹介され、ISOのユーザ中心デザインプロセスでそれがどこに当たるのかを示し、それをまわすためにはどんな能力が必要か、という話で締められた。個人的には、自分の業務内容がすっきり整理された感じ。またデザインの歴史や具体事例等の話にも広がり、棚橋氏の豊富な読書量からの幅広い素養がうかがえた。


会場は思ったよりもゆったり。スライドも見やすくストレスなし。来ていた人はまだ自分を含めてこの本を読んでいる人は少なく、現在ペルソナを活用している人というよりは興味がある人の集まりだった様子。質問していた人はNTT、マーケ会社、日立。


ディスカッションに参加していた浅野氏の担当するUCD授業を受けてみたいなと思った。やはり一度全てのプロセスを制約なく体験してみたい。この辺の有料セミナーがあればお願いしてみよう。


というか、今のプロジェクトこそペルソナ必要なんだよな…。手遅れな場合はどうすればいいのか、と質問してくればよかった。


キーフレーズ

ペルソナ作れる人≒モテる人

相手を観察し、どうすると嬉しいか考えることができるから。じゃあモテるようになる努力が仕事に繋がるのか。いや逆か。

ペルソナのシナリオ

何が役に立って何が役に立たなかったのかを具体的に書く。
ユーザ視点からデザインの問題を明示的に表現し、解決法を探る。

ペルソナのメリット

専門領域の異なる人々による協働を可能にする。

近代デザインの影響

情報の増加、紙幣の登場が人とモノとの関係を1:多にし選択の余地を作った。
ニューバウハウスイリノイ工科大に吸収

UCDのための作法
  • ひとりで考えず、ワークショップベースで進める
  • 手を動かしながら考える
  • 戦略的に本を読む
  • コンセプトをReviceしていく