情報デザイン教育研究会

共同プロジェクトでお世話になっている浅野先生のお誘いで、情報デザイン教育研究会に参加し、簡単な報告をさせていただいた。様子と感想をメモ。



(※浅野先生のブログから写真を拝借)

■研究会名:情報デザイン教育研究会
■対象者:大学・専門学校等の情報デザインを教えている教員・研究者、企業内で社内に情報デザイン(UXやHCDも含む)の考え方を持ち込もうとしている方 等。

情報デザイン教育研究会 詳細決まりました | 情報デザイン研究室


当日の様子は下記ブログ、Twitterログを参照。

第1回情報デザイン教育研究会 開催しました | 情報デザイン研究室

Conversation Piece: 第1回 情報デザイン教育研究会

情報デザイン教育研究会 - ウェブDeBLOG

「情報デザイン教育研究会」に参加しました。 - ユーザデザインブログ

Twitter / Search - #infoedu


所感

社内でHCDを広めるにあたり、『教育』というのは重要なキーワードであるため、今回の先生方や各企業の取り組みは非常によい「生きた参考書」であった。


学校の先生方は、さすがに教育のプロフェッショナル。様々なバックグラウンドを持ちながら情報デザインについて学び、それぞれ工夫してカリキュラムを組んでいるのがわかった。中でも特に面白かったのがトライデント河口さんの「スコアシート」の授業。情報デザイン、行動観察の練習になり、かつ楽しみながらできてしまうという興味深い内容だった。


企業の取り組みの方では、やはり課題は共通な様子。
 ・通常業務との折り合いをどうつけていくか?
 ・経営層などにどうやって納得してもらうか?


またネットイヤーでは非常に高いクオリティの教育資料が用意されていたり、ぐるなびでも社内デザイナー内で情報デザインの勉強を取り入れ始めている模様。このあたり、もっと関係者間でノウハウ共有ができれば理想的。そのためにも、今回の自分たちのプロジェクト内容はわかりやすい形でまとめて、発信の準備を進めておかなくてはと再認識した。
(自分へのメモ:プロジェクト事例と学術的知見(文献など)をリンクして説明できるともっとよい。)


キーフレーズ

組織内に先生(メンター)がいない
 常に自分で学習することが大事
 ポートフォリオは学習記録そのもの
 ブログも学習ポートフォリオになる


技術の社会化
 問題定義のフレーミング
 ベストな大きさのフレームを選ぶこと
 コンサルタントはここが主な仕事になる


五感に訴えるプレゼン
 配布資料、飲み物にも気を配る


勤務形態
 非常勤講師になり、やっと教育に注力できる環境が整った


脱・開発
 みんなのドコモ研究室
 高齢者でのユーザーテストが難しく、PPTを避けて行った


IA教育
 2週間の教育期間を確保
 IA教育資料を編集
 編集者、建築家なども中途入社されるらしい


授業アイデア
 野球のスコアブックには3時間の内容が全て詰まっている
 授業でトランプゲームに応用