すごい会議
最近、様々な企業にて取り入れられているという「すごい会議」が、とうとうウチの会社にもやってきた。体験する前は怪しさ満点…。全部は受け入れにくかったが、部分的に良いと思ったこともあったので、要点と感想をメモしておく。
「すごい会議」とは
すごい会議を御社に導入すると、
・ 短期的で明確で共有共感された目標が立つ
・ 目標を実現するための最適な役割と責任分担が明らかになる
・ なにを誰がいつまでに実行し成果を出すかが明らかになる
・ 解決策のわからない問題に出会った時にシステマティックにアプローチし解決できるようになる
といったことが手に入ります。
すごい会議とは ー 公式サイトより
なんのことはない、目標設定のためのガッツリ系会議ってことです。ファシリテータの方についてもらい、丸1日かけて取り組む感じ。
会議のお作法
- 意見出しの際は、一度紙に書いてから発表する
- 発言は、「質問」か「提案」のみ
- 発言の頭に「私の意見ですが」とつけて、発言しやすい空気を作る
- 問題に出合ったとき、WhyではなくHowで返す
一度書いてからそれを読み上げるようにすると、発言がシンプルで短く、ストレートになる。また単なる「意見」を排除することで、議論が前に進み続けるようになる。
「すごい会議」の流れ
⇒その後、毎週コミットメントの進捗を確認する
目標を立て、役割分担し、ブレイクダウンして、期限を設け、進捗を管理する。これだけ見ると王道で当たり前のことであるが、これがなかなかできていないもの。
すごい会議のあと、毎週のチーム定例会議でコミットメントの進捗を確認するようになったが、これだけ執拗に続けると、確かに目標達成のためには効果があるのではと感じ始めているところ。
役割は分担、責任は全ての人が負う
子育てという目標を考えたとき、夫は稼ぐ役割、妻は育てる役割。しかしパートナーが休んだときなどは、その目標達成のために当然フォローし合っている。つまり、各役割への責任はお互いが負っており、夫100%、妻100%である。
この概念、最初は理解が難しかったが、上の例でなんとなく腑に落ちた。今では、なにかトラブルがあったときに「100%僕の責任です」というフレーズが社内で流行っているほど。
これを意識すると、他部署の業務について無関心な状態から脱することができ、お互いをフォローし合ったり、目標達成のためにお願いし合える関係が作れるようになる。
よいモノだけど、名前は変えた方がよいのでは?
すごい会議、ウチの会社では部署ごとに順番に開催されていったのだが、終えた人から次々と宗教じみた洗脳ワードを口走るようになって、正直、「ウチの会社大丈夫か?」と思っていた。が、やってみたら、目標設定とその実現までのプロセスや、よい会議のお作法を学べるもので安心した。
このやり方は、名前で損している。確実に。